JaSST 22’ Tokyo に参加します!登壇者におすすめポイントを聞いてきました

皆さんこんにちは、R-Hack編集部です。 来月(2022年3月10日~11日)、 毎年恒例の日本最大のソフトウェアテストシンポジウムとして知られる

JaSST'22 Tokyo ソフトウェアテストシンポジウム 2022 東京

がオンラインで開催されます。 今回の記事では、 楽天グループからスピーカーとして参加する、藤原、工藤のインタビューを紹介させていただきます


(左から工藤、藤原)

Q1.日本最大級のソフトウェアテストシンポジウムJaSST’22 Tokyoをどう思いますか? 

工藤: 本イベントは、著名な企業や人物も参加する国内最大級のソフトウェアテストシンポジウムということなのですが、実は今回私にとっては初めての参加となります。すでにタイムテーブルには各組織からの魅力あふれるタイトルが並んでおり、私自身は登壇者の身である一方で見る側としてもワクワクが止まりません。またそんな魅力的なイベントに登壇者として参加する機会を頂けたことをとても光栄に感じております。

藤原: 実は私はJaSST'22 Tokyo 実行委員としても参画させていただいております。

基調講演に「ユニコーン企業のひみつ」、「アジャイルサムライ」、「初めての自動テスト」の著者Jonathan Rasmusson氏、招待講演にはSoftEther VPNやシン・テレワークシステムの開発者である登大遊氏を迎え非常に豪華で見ごたえのあるプログラム満載の会となっております。
なお、一部のセッションは後から見られるようにアーカイブされますが、これはトラックが重なっていてセッションを聞けないという問題を解決するための初の試みもする予定です。

Q2.講演はどのような内容を予定してますか?

工藤: 私たちのセッションでは、弊社コマーステックQAが一丸となって取り組んできた「品質ダッシュボード」プロジェクトについてご紹介致します。本プロジェクトでは、かねてより問題視されていたプロダクトリスクの"見えない問題"を解決するべく、プロダクトリスクをいかに可視化するのかといったことに取り組み、今も継続進行中です。セッション中では、何のために何を作ったのか、どんな問題が解決できるのかなどについてもっと詳しくお話しをさせていただきます。

藤原:私のセッションでは、「テストエンジニアの育成」をテーマにパネルディスカッションを行います。
日本には100万人のITエンジニアがいると言われています。 しかし、JSTQB認定テスト技術者資格Foundation Levelを取得している人の数から類推すると、日本には数万人のテストエンジニアしかいません。 大雑把に計算して、GoogleやMicrosoftの品質部門の予算が、開発予算の30%程度だとすると 日本に30万人いてもおかしくないと思うのですが。 圧倒的な人材不足を実感しています。 この問題の解決策としては、新卒としてテストエンジニアを選択する人を増やす、あるいは他の業界や他のIT職種の人の参入を促し、その人たちを戦力として育成することが急務だと思います
このセッションでは 経営者、執行役員、社内コミュニティ、横串の技術部門の責任者、技術顧問、テストエンジニアのトレーナーなど、様々な立場のパネリストをお招きして、この問題を議論する予定です。

Q3.このセッションで特に伝えたいことはありますか?

工藤: 私たちが作ったツールそのものだけではなく、なぜこのツール(プロジェクトリスクの可視化)が必要だったのかという背景についても、ぜひご自身が所属されている組織の環境とも照らし合わせながらご賢覧いただけたらと思います。

藤原:そうですね、テーマはテストエンジニアの育成で、現場のテストエンジニアの教育係だけのパネルであれば、具体的な育成方法などの議論になるのでしょうが、今回は経営陣やアドバイザーなど、多様なパネリストを集めました。どのような議論が展開されるのか楽しみですし、化学反応も楽しんでいただきたいと思います。

Q4.最後に、JaSST’22Tokyoご来場の皆さまへメッセージをお願いいたします!

工藤: 全体を通してとても魅力的なコンテンツが揃っておりますので、どうぞお時間の許す限りご観覧ください。

藤原:システム的にも内容的にも過去最大級のオンラインJaSST Tokyoになると確信しております。ぜひ、この機会にチケットをお買い求めください。

- JaSST'22 Tokyoをとても楽しみですね

JaSST'22 Tokyoへの参加登録はこちらから。 

http://www.jasst.jp/symposium/jasst22tokyo/attention.html

最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました