Commerce Tech 初のMIPは誰の手に!初受賞者を紹介

みなさんこんにちは。R-Hack編集室のYumiです。
楽天コマーステックでは2021年から4半期に1回全コマーステック社員1800名の中から2名MIPを決めることになり、今回はその第一回MIPに見事輝いたのはお二人をご紹介したいと思います。

一人目はTravel Development部Travel Agile Engineering課Travel Service DevelopmentグループでアシスタントマネージャーをしているYossyさんです。

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Yumi : 初めに第一回MIP受賞おめでとうございます。
Yossy : ありがとうございます。

Yumi : 楽天でのご経歴を教えていただけますか。
Yossy : 2010年9月から楽天にパートナースタッフとして勤務をし楽天トラベルの管理画面やJAL ダイナミックパッケージサービスの開発、R-Connectといった外部接続系を担当していました。その後2015年4月より正社員に雇用形態変更をし、楽天トラベルの管理サービスを主に担当。2014年からチームリーダーとなり楽天トラベルアプリの旅程編集機能の開発を担当や航空券検索におけるデータ構成コンセプトの設計と開発、ANA/JAL新料金対応のプロジェクトを主に担当していました。2020年2月より現在所属しているグループのVice Managerとなりグループ内のプロジェクトを断的に把握、調整、しスーパーセールに向けてのサービス全体のパフォーマンスと安定性向上の課題管理を行っています。

Yumi : 今回楽天トラベルのGotoトラベルプロジェクトでMIPを取られていましたね。
Yossy : はい、Gotoトラベルプロジェクトはとても大変でした。仕様の変更が良くあったり、Gotoトラベルが途中で止まったりしましたのでその対応に追われました。

Yumi : MIPが取れた理由はなにかYossyさん視点で教えて頂けますか?
Yossy : 複数のプロジェクトを管理している中で、同じモジュールの修正が重なってしまい、それぞれのProjectの状況次第でQAやリリースの順番が頻繁に入れ替わる中、
・一つ一つのモジュールとQAスケジュールをQAと調整
・マージするタイミング
・Versioning
・各Projectの進捗状況をそれぞれのメンバー、リーダーと確認
・並行QA環境の整備と調整と共有

等を私の方で一元管理しました。
特にGotoトラベルプロジェクトは制度が頻繁に変わる中でも素早く対応しなければならず、他のProjectと並行する中ではかなり頭を悩ませました。
しかし、どうすればユーザに”早く”、”問題なく”提供することができるのか?
を考える際に楽天のブランドコンセプトの中のGet Things Doneと、
特にSense of ownershipを心に留めながら進め、結果として非常に安全にリリースができたことが大きかったのではと思います。

Yumi : このプロジェクトを通して成長したことはありますか。
Yossy : こういった調整をしっかりすることで、同じモジュールに対していくつものProjectを同時並行して動かすことができ、より早く新しい機能、サービスをユーザやホテル様に提供することができるようになりました。

Yumi : プロダクトを同時並行させるのは調整が不可欠ですね!今後楽天で挑戦したいことはありますか?
Yossy : 今回の件でまだまだ人の手が必要な調整が多かったので、複数の開発をより効率的に並行できるように自動化を含めて環境整備等を進めていきたいです。
また、開発自体もテストの自動化も含めてより「速度」「品質」「メンテナンス性」を高める施策を考え実行してみたいですね。
Yumi : ありがとうございます、今後の活躍も期待しています!

 

お二人目はECファーストパーティー開発部スーパーマーケットOMO/DX開発課ネットスーパーサービスグループでVice ManagerのAoiさんです。

Yumi : 初めまして、初めに第一回MIP受賞おめでとうございます。
Aoi : ありがとうございます。

Yumi : 最初に楽天でのご経歴を教えていただけますか
Aoi : はい、私は2011年に新卒で楽天に入社し、アプリケーションエンジニアとして複数のサービスの開発・運用を3年経験したのち、当時の部署で実施されていた、アプリケーションエンジニアとインフラエンジニアの「交換留学」制度を利用し、1年程インフラエンジニアを経験しました。
その後、1年半ほどアプリケーションエンジニアリーダー兼プロデューサーとしてサービスの開発・運用を行った後、新規サービスの立ち上げのメンバーとして今の部署である、ECファーストパーティー開発部に異動しました。
ここで楽天西友ネットスーパーの立ち上げ、ローンチ、運用を経験し、アシスタントマネージャーを経て、現在、楽天西友ネットスーパーの開発・運用を行うグループのVice Managerを担当しております。

Yumi : 今回コマーステック初のMIP受賞ですが受賞できた理由はなにか教えていただけますか?
Aoi : 楽天西友ネットスーパーの新規倉庫立ち上げのサービス開発担当として、実際の配送や運用を担当される西友さんや倉庫側システム担当のECロジスティック開発部と密に連携を取り合って、倉庫立ち上げを成功させることが出来たことが大きい理由だったと思います。
自分自身も今まで1年以上かかるような大規模なプロジェクトの経験が無く、各部署の担当者の皆さんと助け合いながら出なければ達成できなかったと感じています。プロジェクトに関わる人数も多く、所属やバックグラウンドがバラバラでしたので、プロジェクト運営という視点では当たり前のことだとは思うのですが、マイルストーンとリカバリプランを明確にし、参画メンバーに細やかに伝えることを意識しました。

Yumi : 新規倉庫立ち上げを成功されたのですね。すごいですね。
楽天としても力をいれている事業の中でプレッシャーなどもあったのではないでしょうか。今後楽天で挑戦したいことなどあれば教えて下さい。
Aoi : 自分自身としては、プロデューサーの中でもPJMとしての立ち位置を担当することが多いので、PJMだけではなくPDMとしてもスキルアップを目指していきたいと思っています。
WEBサービスを改善し、多くのユーザに使ってもらうためにはどうすれば良いのか、という部分を意識し、自分自身もサービスももっと成長したいです。
現在、楽天西友ネットスーパーはユーザニーズが高まっているサービスの1つです。
しかし、配送エリアは限られていますし、配送キャパシティもまだまだ伸びしろがあると思います。
そのためにシステム、オペレーション、リソースの最適化を西友さんと協力して実施することで、全国のユーザにこのサービスで良い商品をよりお得にお届けできるように頑張っていきたいと思います!

Yumi : ありがとうございます!今後の活躍に期待しております!

編集後記

今回は初のMIP受賞について受賞者の方にインタビューをさせて頂きました。
お二人とも情熱を持って仕事に取り組まれていてサービスをより良い方向に導くためにこれをしたんです。という強い意志を感じられました。