楽天市場の基礎を支える2人が受賞、第2回MIP受賞者インタビュー【働くかたち】

みなさん、こんにちは。R-Hack編集室です。

楽天コマーステックでは2021年から四半期に1度、コマーステックに所属する全社員、1800名の中から2名のMIP(Most Impression Person)を決定しています。これは四半期に最も組織に貢献した人物に贈られる賞で、今回はその2回目の受賞者発表となります。本稿では受賞されたお二人をご紹介させていただきます。

受賞者:CCBD所属 大森ともき(Tomo)さん

受賞者:ECMPD所属 呉 峻浩(Owesome)さん、(※共にカッコ内はニックネーム)

ーーでは最初に受賞おめでとうございます。お二人の楽天での経歴を教えていただきたいのですが、最初はTomoさんから

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Tomo:私は2019年5月に入社しました。最初の所属はSales Management Groupです。ここでは楽天市場の請求管理システムの開発や運用を担当していました。所属していた時に監査対応やテストの管理方法を見直し、年間200件程度発生していた本番障害を31%減少させることができました。

それ以外の主な開発担当としては海外店の移行や経産省キャッシュレス対応、GSAPからR-HANAに連携先切り替え、SAPマイグレーション、増税対応などなど。サービスが海外含めて広大ですので多岐に渡る開発を担当しました。

ーーOwesomeさんはいかがでしょうか

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Owesome:はい、私も中途採用で楽天に入社しました。入社当時は楽天市場のチェックアウトサービスでアプリケーションエンジニアを担当しました。最初の大きな仕事は「送料無料」としてよく知られるようになった、Free Shipping Lineプロジェクトへの参加でした。

これは、楽天市場に関連するすべてのサービスを1つのチームとしてまとめる大きなプロジェクトで、無事にリリースされた後、私はSREエンジニアとしてCheckout System group(チェックアウトシステムグループ)に異動しています。このCheckout System groupのミッションは楽天市場における決済という、あらゆる公共サービスを支えるソフトウェアとシステムを安全に提供し、かつ進歩させることです。

ーーありがとうございます。お二人は受賞されましたが、その理由を聞かせていただけますか?まずはTomoさんから

Tomo:はい、キャッシュレス施策における活動を評価していただきました。ご存じの通り、国内では2019年10月から消費税率の引き上げに伴う還元施策が「キャッシュレス推進」を伴う形で実施され、これの期限が2019年10月から2020年6月まででした。その期間は約3万店舗のデータを毎月処理していたんです。その間、経産省へデータを提出していたんですが、期間終了の2020年7月頃に経産省とのやり取りで大規模な仕様変更が入ったんです。

ーーちょっと気が遠くなる話ですね。終了間際ですか?

Tomo:はい。そうなんです。対象期間中の提出データの精査を最初からやり直しになりました。途中で経産省や事業部との調整、正しいデータをシステムから出力する方法の検討、店舗への影響の大きさ、そういった様々な要因により精神的ストレスから挫けそうになりました。

ーーそれを乗り越えた

Tomo:はい、周囲の支援・協力が大きかったです。約9か月間をかけて対応ができました。大規模な案件だったこともありますが、周囲が協力してくれたことと問題が起きても諦めずに最後までやり切れたことが今回の受賞に繋がったんだと思っています。

ーーありがとうございます。9カ月の死闘は確かにすごいです。Owesomeさんも受賞の理由を教えていただけますか?

Owesome:私はOracleシステムから楽天プライベートクラウドへのチェックアウトアプリケーションの移行を実施しました。このプロジェクトでは多くの外部チームをひとつのチームのように考え、それぞれが積極的に協力し合うことで、プロジェクトを成功に導くことができました。

この移行がスケジュールの遅れもなく問題なく完了した結果、2021年3月のスーパーセールでは日本のチェックアウトサービスとして最高のトラフィックを問題なく捌くことができています。だからこそ、このような素晴らしい賞をいただくことができたのだと思います。

それと表彰はされていませんが、1年間にわたって楽天市場チェックアウトサービスの成長に多大な貢献をしてくれた同僚たちの功績もあってのことです。私はこのMIP賞を受賞しましたが、貢献したメンバー全員がMIPだと思っています。

ーーコマーステクノロジーにおける膨大なトラフィックの処理は、まさに楽天エンジニア陣の力の見せ所ですね。ありがとうございます。お二人に最後、今後にチャレンジしたいことをお聞きして終わりにしたいと思います。

Tomo:私はテストの自動化およびリリースする製品の品質向上を追求したいですね。また市場の経理や債権債務の業務負担の軽減というテーマもあります。WFの内容をシステムへ自動反映するといった分野にも興味があります。

Owesome:次の移行プロジェクトに向けて、今、プロジェクトマネジメントに挑戦しています。前回の移行プロジェクトで多くの経験を手にしました。前回のプロジェクトの成功から手順の整理やツール開発などを進めていて、これにより、チェックアウトシステムの安定性と信頼性がさらに向上するはずです。

ーーお二人ともありがとうございました。受賞おめでとうございます。