楽天コマーステックのQA(品質保証)を担うCCQA、Tetsuさん

みなさん、こんにちは。R-Hack編集室です。
楽天グループではさまざまな人々が働いています。この「働くかたち」のコーナーでは特に楽天のコマースカンパニーで働く人たちの声を通じて、それぞれのチームをお伝えいたします。最初の登場はコマーステックの「Quality Assurance Management Department(コマーステクノロジー品質保証部・以下、CCQA)」でVice General Managerを務めるTetsuさんにお話を伺いします。
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CCQAは各コマース部門が担当するサービスの品質保証を担う部門です。QAの1チームは、5人~10人で構成されており、英語と日本語が飛び交うグローバルな仕事環境になっています。また、QAの知見を深める為に海外カンファレンスへの参加・登壇、ISTQBなどの資格勉強会も週次で行っており、楽天の国内最大規模のコマースサービスの品質管理に関われると同時に、グローバルな環境でQAとしてのスキルも伸ばすことができるのが特徴です。お話を伺ったTetsuさんは中途入社で2012年から楽天に入社し、現在はこの部門の管理責任者として活躍されています。(文中の敬称は略させていただきました)

ーーTetsuさんが楽天に入社した経緯について教えていただけますか?
Tetsu元々、学生時代は数学(代数学)を専攻していて、自分の就職活動の時にはIT系の募集が理系の主流になりつつある時代でした。それで、新卒の時はコーディングスキルはほぼなかったのですが、単純にPCが好きだというだけで航空系のシステム会社に就職したんです。

ーーそこではどういう経験を
Tetsuそこでは主にプロジェクトマネージャー・デベロッパーとして働いていました。要件を請け負って開発・運用するというSIerに近い働き方ですね。ただ、経験を積むうちに自社サービスを持っている、つまり自主的に提案して動ける、かつ技術的に先端な企業に行きたいと思い、2012年に楽天に来ました。ITなので常にキャッチアップして業務に適用していける環境が必要だと思ったんです。

ーーちなみに当時から楽天では英語が公用になっていましたが、どのように考えましたか?
Tetsuもちろん英語については全く話せなかったのですが、逆に楽天へ行ったら英語が話せるようになると前向きに捉えてました。

ーーでは、現在働いているCCQAについてお聞きします。品質保証を担当する部門ですが、改めてどのような部署か教えていただけますか?
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TetsuCCQAはコマーステックのQA内で共通化できることをやっていく組織です。具体的にはテスト戦略、テスト自動化の戦略、テストに使うツール、採用、育成など多岐に渡ります。また所属メンバーは各サービスのQAを主務として、何百万人ものユーザーに安心して使って頂くためにプロジェクトのテスト計画・設計から自動化の実装を含めた実施、また根本的な品質改善計画を考えたりしています。

ーー現在は何人ぐらいで対応されているんですか?
Tetsuコマーステック全体で社員数は50名程度なのですが、デベロッパーに比べると10%以下という比率になっています。

ーー今のポジションに着任されて意識して取り組まれていることは何でしょうか?
Tetsuそうですね、各サービスともかなりの歴史があり、取り入れている技術やプロセスに大きな差があります。なので、全体として一斉に改善していくのではなく、各サービスに基づいた改善を各々していくことが大事だと認識しています。また、必要だと思ったら自分で考えて行動することです。楽天ではこの自分で考え動く=”自走する”ということを大事にしています。また新たにチャレンジすることも然りで、歓迎してくれる文化があります。

ーー最後にこのCCQAで必要とされている人物像について教えていただけますか?
Tetsu自発的に“問題解決・状況改善に向けて動ける人、そしてその為に他人を巻き込める人ですね。目まぐるしく変わるビジネス戦略についていけて、且つ常に自己研鑽を続けられるという要素も大切だと思います。また、現状に満足せずに新しいチャレンジ・改善をしていける方は楽天では大いに活躍できると思います。

ありがとうございました!