国際的でオープンマインドな職場で、楽天競馬を手がける ー Scottさん【中途メンバー】

みなさん、こんにちは。R-Hack編集室です。

楽天グループではさまざまな人々が働いています。この「働くかたち」のコーナーでは特に楽天のコマースカンパニーで働く人たちの声を通じて、それぞれのチームをお伝えいたします。

ライフ&レジャーテクノロジー統括部は楽天トラベル、楽天GORA、楽天ビューティーなどユーザーのライフスタイルを豊かに・楽しいものにするためのプロダクトを複数担当しています。その中のひとつ、レジャープロダクト部(LPD)では楽天競馬を手がけています。

楽天競馬は地方競馬への投票が可能なオンライン馬券販売サイトです。Scottさんは、現在その楽天競馬のプロダクトマネージャーとして、様々な分析を通じてユーザーへの新しい体験の提供やユーザーが抱えている様々な課題解決に取り組んでいます。

プロダクト構築から実行(プロジェクトマネジメント)、開発からリリースまで本プロダクトに関わるすべての工程に関わりながら幅広く活躍している彼の仕事やプライベートをお聞きしました。(文中の敬称は略させていただきました)

ーーまず、Scottさんについて教えてください。

Scott:みなさんこんにちは。Scottです。台湾の台中で生まれ、台北で育ち、学校も台北にありました。スクーターと親切な人で有名な場所です(笑。趣味は一人で山歩きをすることです。日頃のストレスから解放され、落ち込んだ時や自分を見つめ直したい時にモチベーションの源になっています。休日は、レンタカーを借りて遠くの山へ行ったり、都内を観光したりすることが多いです。

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ーー楽天にくるまでのキャリアはどのようなものでしたか

Scott:大学在学中に学費を稼ぐと同時に英語とコミュニケーション能力を高めるために、英語ツアーガイドとして働いたのがキャリアの始まりです。2016年7月に卒業後、2018年4月までの約1年間、台湾の日系製造業のコピー機部門で法人営業として初めて正社員として働き始めました。

その時、今後どの業界でもITやプログラミングがトレンドになると感じ、その知識を身につける必要があると思いました。また、日本のようなグローバルなプラットフォームでは、特定の分野に関連した経験がない人にもチャンスを与えてくれるので、そこでチャレンジしてみたいという気持ちもあったんです。

ーーそれで来日されたんですね

Scott:はい、2018年に来日し、プログラミング知識ほぼゼロでPHP開発者として働き始めました。そこから半年後に人と接する機会が多い職種の方が向いていると気づいて、2019年からはグローバルテック企業のプロダクトスペシャリストに転職しています。ただ、感染症拡大が本格化した2020年にいろいろな方針転換があって、2020年の年末から楽天に派遣される形でプロダクトマネージャーとしてのキャリアを開始し、今年の1月から正社員になった、という感じですね。

ーー前職ではどのようなお仕事をされていたんですか?

Scott:そこもグローバルに展開するテックファームで、多くのユーザーを抱えていました。越境ECプラットフォーム事業部のプロダクトスペシャリストとしてサポートを担当していました。例えば社内の各部署と連携し、外部の越境EC事業者やパートナーにサポートを提供したり、毎週ウェビナーを開催し、パートナーやマーチャントのビジネスを成功させるために、プラットフォームをどのように活用すればよいかを啓蒙したりする、などですね。

ーーそこから楽天にいらっしゃるわけですが、現在のチームについて教えてください

Scott:優しくて、熱狂的なチームです(笑。仕事内容としては、製品開発ライフサイクルの管理を支援し、既存および新規製品の詳細な機能仕様を決定したり、社内各部署の関係者と連携し、ニーズを把握し開発チームへの要件をまとめるといったプロジェクトの進捗管理が中心です。チームメンバー数は23名程度で、日本、韓国、アメリカ、ベトナム、カンボジア、モンゴル、インド、台湾という多国籍チームになっています。

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※右から3人目、馬の被りものをしているのがScottさん

ーーチームに配属されてからはいかがでしたか

Scott:プロダクトマネジメントの経験がほぼゼロ(類似の経験あり)から、徐々に小さなプロジェクトを自分で管理できるようになったことは、友人と共有したいエキサイティングなニュースであり、私のキャリアにおける小さなマイルストーンでもありました。 まだまだ改善すべき点(日本語、プロジェクト&プロダクトマネジメントの基本スキル)がたくさんあることを知り、圧倒されることもありますが、自分がステップアップしていくのを見るのは、とても嬉しいことですね。

ーー改めて働く場所として楽天を選んだ、決め手になったところはどこでしたか?

Scott:楽天のように社内に支社があり、世界中に事業展開をしている国際的な企業は日本にはあまりありません。それと何よりチームの雰囲気が良かったからです。プロダクトマネージャーとして成長できるチャンスがある(製品のライフサイクル全体を経験し、各段階のマネジメントに関するスキルと知識を学ぶことができる)のもよかったですね。

ーー最後に、楽天で働きたい人へのメッセージをください

Scott:楽天は本当に色々な意味で多様性のある場所だと思います。外国人として日本にいると、特に年功序列を気にしたり、外国人の文化に理解のない伝統的な職場では、周囲に受け入れられていないと感じることがあります。

楽天は非常に国際的で、ほとんどの人がオープンマインドで自分の違いを理解し、敬意をもって接してくれます。そのため、私は日々の仕事においてより集中し、より自信を持つことができています。もしあなたが私のような外国人で、日本でのキャリアチェンジを考えている、またはキャリアをスタートさせる準備をしているのであれば、私は絶対に楽天を候補に入れることをお勧めします。

ーーありがとうございました!