皆さん、こんにちは。R-Hack編集室です。
楽天コマーステックでは2021年から四半期に1度、コマーステックに所属する全社員、1,800名の中から2名のMIP(Most Impressive Person)を決定しています。これは四半期に最も組織に貢献した人物に贈られる賞で、今回は2022年度2回目の受賞者発表となります。本稿では受賞されたお二人をご紹介させていただきます。
受賞者:ECFD(ECファーストパーティ開発部)所属 Sonokoさん
受賞者:ECMPD(ECマーケットプレイス開発部)所属 Keiさん
――受賞おめでとうございます。まず、お二人の経歴を教えてください。最初はKeiさんから。
Kei:2018年4月にプロジェクトマネージャーとして入社しました。前職まではシステムエンジニアを数年、企画の仕事をしたりSalesforceを使った社内システムの改善業務などを担当していました。システムを使う側ではなく、プラットフォームを提供する側に回りたいという思いから楽天への入社を決めました。
――つづいて、Sonokoさんお願いします。
Sonoko:2012年10月に海外からの新卒採用で楽天グループに入社しました。大学での専攻は電気工学で、開発やWEBサービスに関する知識や経験はなかったのですが、IT企業に興味があり楽天グループに行き着きました。
まず楽天マートという楽天グループが運営するネットスーパーに入社しました(現在は閉鎖)。その後、楽天西友のネットスーパーに入り、モール型のネットスーパーを多くの企業に提供してネットスーパー事業参入のハードルを下げる新サービスを企画しました。この楽天全国スーパーという新サービスは、苦労の末、予定通り2022年1月にローンチすることができました。
実はこの間、私は2人の娘の母親になったんです。楽天グループでは2回、育児休業を取得しましたが、会社やチームメンバーの多大な協力のおかげで、ワーキングマザーとしてスムーズに復帰することができました。また、シフト勤務や在宅勤務が可能になったことで、仕事と家庭の両立ができるようになりました。 楽天グループは女性社員やワーキングマザーにとても優しく、温かい会社だと感じています。
――現在の所属部署を教えてください。
Kei:私は現在、楽天市場の店舗様向けサービス「RMS」の店舗情報や商品情報を管理する「R-Storefront」を管理しています。プロダクトマネージメント課は約40名のメンバー(男女比半々)で楽天市場のプロダクトを管理し、よりよいプロダクトにするために日々勤しんでいます。
楽天市場が始動して25年、店舗様の業務を支え続けているRMSは、店舗様の売上をサポートするためにこれまでスピード重視で改善してきました。店舗様が日々業務を行う画面は、他社製品と比べると使いにくい部分もいまだ残っていて、現在の運用とトレンドに合わせた画面改善、機能改善を行うことが目下課題となっています。
Sonoko:私は楽天ブックスや楽天ファッションなど、楽天のBtoCサービスを集めたECファーストパーティ開発部に所属しています。開発部門ということもあり、世界中からエンジニアが集まっています。
私はチームのエンジニアリーダーとして働いています。この役割はエンジニアと、プロデューサーやビジネスサイドとの調整役だと考えています。ビジネスサイドの会議に参加し、新しい提案を受け、見積もりをし、他のエンジニアにタスクを割り振ります。もちろん自分たちで技術的な視点での改善点を見つけ、プロジェクトを立ち上げることもあります。 サービスの仕組みや使う技術も考えますし、サービスを支えてくれている他の技術チームとのコミュニケーションも大事な仕事のひとつです。
――ありがとうございます。今回MIPを受賞されましたが、どのような点が評価されたのでしょうか?まずはKeiさんから。
Kei:いままでRMSでは、PC・スマートフォン用の店舗トップページのデザイン機能を提供していましたが、近年EC業界の売上はPCからモバイルアプリへと移行してきています。それを受け、モバイルアプリ用の店舗トップページをリリースするべく、店舗トップページ改善プロジェクトが立ち上がり、R-StorefrontのPDM(プロダクトマネージャー)として参画しました。
事業や開発とディスカッションを進める中で、「時代のトレンドを取り入れた今までにない体験を店舗様に提供したい」という思いがプロジェクトに関わるメンバー全員に浸透していきました。
R-Storefrontでは初となる編集プレビューを確認しながらデザインを設定できるエディタ機能を開発することができました。新しい技術と新しいデザインを駆使し、多くのステークホルダーとディスカッションしながらより良い機能をつくりあげたことがMIP受賞の要因だったと考えています。
――MIPを受賞した時の感想をお聞かせください。
Kei:この賞はわたしが代表で受賞しただけで、店舗トップ改善プロジェクトに関わったメンバー全員がMIPだと思いました。それだけチーム全体が一丸となって、慣れない新技術を取り入れ、スケジュールを確認しながら、理想とするデザインを実現するために毎日ディスカッションして開発してを繰り返し、完成できた自信作です。
――Sonokoさんはいかがでしょうか?
Sonoko:楽天全国スーパープロジェクトは、2020年3月期からスタートし2022年1月11日にローンチしました。
私はシステム設計の初期段階からエンジニアリーダーとして参画し、ネットスーパーや楽天グループの知識がまだないメンバーへ 自分のノウハウを伝えサポートしました。 アプリケーション開発やインフラ整備をメンバー全員と協力しながら進め、大きなトラブルもなく無事に楽天全国スーパーを立ち上げることができました。
長期的かつ大規模なプロジェクトは初めてでしたし、メンバーも楽天が初めての人ばかり。リモートワーク中心でのスケジューリングやタスク管理はかなり難しかったです。新サービス立ち上げだったので、初期環境を整えるために共通サービスとの膨大な調整をコントロールしなくてはいけませんでした。
特に今回はOneCloud上にサービスを置くので、この部分はゼロからのセットアップとなりました。共通機能だけでなく、並行してスーパーマーケットの個別要件も進めました。
――MIPを受け取った時のお気持ちは?
Sonoko:受賞に関しては驚きましたし、とても興奮しています。私にとって大変な名誉です。チームメンバーのサポートがなければ、このような賞をいただくことはできませんでした。そして、まだまだ自分自身を向上させる余地がたくさんあることも実感しています。この受賞を今後の仕事の励みにしたいと思います。
――今後、お二人が楽天グループで挑戦したいこと、ビジョンがあればお聞かせください。
Kei:楽天市場の売上は、店舗様の努力の下にRMSでの店舗業務が大きく影響しています。
日々行われる店舗業務の作業手順を簡素化し、より操作しやすい機能にしていくことで、「店舗様の作業コストを下げ売上アップに貢献したい」そんな思いで日々改善活動を行っています。店舗トップページ改善プロジェクトで構築した機能をほかの機能にも横展開していき、より直感的に、よりわかりやすいUI/UX体験をしてもらえるR-Storefrontを目指してEC業界のスタンダードを目指していきます。
Sonoko:楽天グループの名前の通り、全国にたくさんのスーパーを展開し、より信頼されるサービスになればと思います。そして、より多くのメンバーが楽天グループで幸せに働けるようにサポートしていきたいと思います。
――ありがとうございます。お二人とも、おめでとうございます!
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