Banu
入社…2023年9月楽天グループに中途入社
部署名……ECインキュベーション開発部 (ECID)
職種…UI/UXデザイナー
出身地…国籍はインドネシア(モロッコのラマト生まれ)趣味…ギターを弾くこと、旅行、読書、映画制作、オーディオブック、ジェットコースターに乗ること、バドミントン、ジム、ランニング
フリマアプリ「楽天ラクマ」のUI/UXデザイナーを務めるBanuさんは、モロッコの首都ラバトの出身で、子どもの時から日本をはじめ、様々な国で過ごした経験があります。「楽天グループなら自分らしく働ける」と感じて2023年に中途入社しました。
そんなBanuさんに、楽天グループでのUI/UXデザイナーの業務内容や実際の職場環境についてインタビューしました。
ーー自己紹介をお願いします。
こんにちは!Banuです。私は国籍はインドネシアですが、モロッコの首都であるラバト生まれで、ルーマニア、日本、インドネシアなど大人になるまで様々な国で過ごしました。この環境のおかげで広い視野と適応力が身につき、今でもそれは大いに活かせていると思います。
私はプライベートの時間も、アクティブに過ごすのが好きです。趣味は、ギターを弾くこと、今まで訪れたことがない土地を旅行すること、本やオーディオブックに没頭することなどです。また、ランニング、バドミントン、ジムでのトレーニングなどのスポーツもします。ジェットコースターに乗るのも好きなので、そのために体を鍛えています!
大学では情報システムの学位を取得し、ソフトウェアエンジニアリング、ビジネス、ユーザーエクスペリエンスデザインについて学びました。
ーー楽天グループに転職を決めた背景を教えてください。
私が楽天グループに転職を希望した理由は、ダイナミックなビジョンと強力なブランドに惹かれたからです。「イノベーションと起業家精神を通じて世界を変えるチームの一員になりたい!」というのが、楽天グループを選んだ理由でした。また、楽天グループの多様性があり、国際的な文化は、私にとって自分らしく働ける環境だと感じたからです。
デザインをより洗練させるために、多様なメンバーとコミュニケーションをとる
ーーBanuさんが担当しているサービスや製品について教えてください。
私が担当しているサービスは、「楽天ラクマ」というフリマアプリです。中古/未使用品を簡単に個人が売買できるアプリで、ウェブ、iOS、Androidで利用可能です。まだ使ったことがない方は、ぜひ一度お試しくださいね!使い心地のフィードバックをいただけると大変ありがたいです。
ーーBanuさんの役割やミッションについて教えてください。
私は「楽天ラクマ」のUIデザイナーとして働いています。私の主なミッションは、ユーザー様にとって使いやすく魅力的で機能的なユーザーインターフェースを作り上げることです。具体的にはビジュアルデザインやプロトタイプを作成し、デザインシステムにも関わっています。
ーー仕事の一連の流れを最初から最後まで説明してください。
私の日常業務には、「要件定義」「デザインリサーチ」「UIデザインとプロトタイプ作成」「ユーザーテスト」「デザインの反復」の5つの主要なフェーズがあります。具体的には、以下の通りです。
プロジェクトの開始時には、まずUIデザイナー、UXデザイナー、プロデューサー、エンジニアが所属するチームでキックオフミーティングを行います。このミーティングは、メンバーがプロジェクトの要件を共有し、理解するために極めて重要です。
次にUXデザイナーと協力しながら、デザインリサーチを行います。デザインリサーチの目的は、実際のデザイン作業に入る前に、ユーザーフローを経て、パターン、画面構造、ユーザーインターフェースに関する気づきとアイデアを収集することです。
そして、ワイヤーフレームの作成を開始します。ワイヤーフレームとは、ウェブページの基本的な構成や骨組みのことで、設計図としての機能があります。ワイヤーフレームによって、レイアウトが視覚化され、ページの中にある機能や、画面の構造を伝えるのに役立ちます。その後、UIデザインとプロトタイプを作成し、これらが後にユーザーテストの際に使用されます。
ユーザーテストは、状況に応じて、オフライン・オンラインの両方で実施します。その際に、デザインを検証し、問題や改善点を特定します。この際に得られたフィードバックに基づいて、デザインを変更し、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。
デザインが出来上がったら、エンジニアが開発を引き継ぎます。そして、リリースする前に、デザイナー、エンジニア、プロデューサーが参加する品質保証ミーティングである「ぽちぽち会」を実施します。このセッションでは、バグがないか、機能が意図通りに動作しているか、デザインの仕様が一致しているかなどを確認します。
こうした一連の流れを通じて、デザイナー、プロデューサー、エンジニア、ビジネスやマーケティングの担当、カスタマーサクセスのチームなどと積極的にコミュニケーションを取り続けます。対話を続けることで進捗を共有し、フィードバックを受けられるので、デザインの改善を継続的に実施できます。
ーー一緒に仕事をしている方の顔触れを教えてください。
プロジェクトを通じて、デザイナーだけでなく、エンジニア、PM、ビジネスチーム、マーケティング、カスタマーサポートとも定期的にコミュニケーションを取りあい、互いに協力しあっています。継続的にコミュニケーションをとり、チームワークを育むことで進捗を共有し、自分とは異なる視点からの貴重なフィードバックを受け取れます。そうすることで、デザインをより洗練させられます。
ーーこの仕事のやりがいや魅力について教えてください。
私たちの作ったデザインが実際に形になり、皆様が使っているのを見ることほど満足感を覚えることはありません。アプリのユーザー様からのポジティブなフィードバックも、ネガティブなフィードバックも、私にとってはやりがいにつながっています。このフィードバックによって、新しいアイデアやソリューションを思いつくこともあります。「楽天ラクマ」を最高のフリマアプリにするために、努力し続けるエネルギーを得ています!
それに加えて、「楽天ラクマ」のメンバーは非常に親切で才能があり、いつも私をサポートしてくれます。また、さまざまなワークショップが実施され、無料の電子書籍やオーディオブック、オンラインコースも供されているので、毎日新しいことを学べます。
そして、楽天グループでは福利厚生の一環として食事補助があります。カフェテリアがあるオフィスでは、基本朝食、昼食、夕食も無料で提供されます。ハラル、インドベジにも対応していて、メニューも豊富なので、非常に助かっています。
ーーこの仕事でチャレンジな点を教えてください。
この仕事でチャレンジングなのは、「楽天ラクマ」のために常に革新的な戦略を考え、新機能をデザインし続けることだと思います。私たちの目標は、「楽天ラクマ」で物を売り買いする際のユーザーエクスペリエンスを向上させることです。それは、「楽天エコシステム」(楽天経済圏)をさらに発展させ、他社との競争に先んじることにつながります。
ーー仕事を通じて得られた経験やスキルについて教えてください。
「楽天ラクマ」では、デザインプロセスが確立されています。以前勤務していた会社では、このようなことはありませんでした。すべてのステークホルダーがデザインの重要性を理解しているので、デザインプロセスに頻繁に関与します。そのため、コミュニケーションスキルも磨かれたと思います。また、同僚からも新しいデザインスキルを学べます。それは、チームのデザインプロセスの向上につながります。
私たちは常に興味深いプロジェクトや新機能の開発に取り組んでいるので、毎日貴重な経験を積むことができます。
個人的には、日本語の向上も大切な目標の一つです。私の同僚の多くが日本人ですし、デザイナーとして日本語を理解することは、デザインする上で重要だからです。「楽天ラクマ」で働いていれば、日常的に英語と日本語の両方を使用する機会があるので、日々日本語を学べています。
ーーBanuさんの職場には、どのようなマインドセットの方が適していますか?
楽天グループは革新的で、多様性があり、ダイナミックな職場環境で知られています。そのため、楽天グループの中で成功する人は、革新的な思考を持っていて、仕事に対しても情熱を持っていると思います。彼らは好奇心旺盛で、常に改善に対して意欲があり、多様性のある環境に柔軟に適応しています。オープンマインドで物事を成し遂げられる、顧客中心の考え方を持つ人が適していると思います。
ーー楽天グループに興味をもっている方へのメッセージをお願いします。
楽天グループでは、年齢や地位に関係なく、誰もが安心して自分の思いやアイデアを提案できます。私は楽天グループは、プロフェッショナルとして成長するための特別な場所だと心から信じています。
「イノベーションを通じて世界を変えたい!」と望むなら、ぜひ応募してください!
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