皆さん、こんにちは。R-Hack編集室です。
R-Hackでは2020年1月よりラクマの開発エンジニアによるテック記事の連載がスタートしています!他社のオウンドメディアでも、エンジニアが自社技術やその開発手法を開示しているものがありますが、様々な技術内容が気軽に学べるということで、エンジニアにとっては自己研磨にもってこいの素材とも言えます。
まだ読んでいない方は、まずはこちらをどうぞ♪
第1回
commerce-engineer.rakuten.careers
第2回
commerce-engineer.rakuten.careers
第3回
commerce-engineer.rakuten.careers
なぜラクマはテック記事の連載を始めようと思ったのか?そこには一体どんな意図があるのでしょうか?担当者であるtamesuuさん、Zoeさんのお二人に真相を伺ってきました!
エンジニアは発信したがっている?そのワケは・・・
―本題に入る前に、まずお二人の経歴や現在の仕事内容についてお聞きしてよろしいでしょうか?
Zoe:2019年9月に中途入社しました。R-Cashや他社サービスとの連携といったラクマのお金の部分に関する開発を担当しています。主にユーザーさんが直に触れる機能についての、サーバーサイドの開発をやっています。
tamesuu:僕は2019年4月に中途入社しました。直近ではQA用の環境を増やしたり、今はRails:アップデートの担当をしています。簡単に言うと、システムそのものを調整したりアップデートしたりする業務に携わっています。
―お二人ともラクマのエンジニアと言っても全然違う作業をされているのですね。
ではさっそく本題に。テック記事の連載をR-Hackで始めた理由について教えていただけますか?
tamesuu:実はラクマとして技術のことを外に公開する場所をずっと探していたという経緯がありました。どこか良い発信場所がないかと探していた時に、R-Hackというコマーステックの媒体があることを知り、ここで出していこうという話になったんです。
―発信する場所を探していた、というのには何か目的があったのですか?
Zoe:ラクマの中には技術のことを発信したいと思ってるエンジニアがけっこういて、理由としては、そういう発信ができるエンジニアというのは世の中での市場価値がアップしたり、自身のスキルアップにもつながるからなんです。
なので、ラクマのエンジニアが持っている知識や開発手法などの情報開示できる場所をずっと探していた、という状況だったんです。
―情報発信の場を求めているエンジニアが多くいるというのは驚きですね。具体的にこんな情報を出したい、という構想はあるのでしょうか?
tamesuu:ネタについては、あらかじめ決めている訳ではないんです。実は今回の連載を始めるにあたってネタ用のSlack(チャットツール)でチャンネルを立ち上げ、主要なメンバーで技術のコミュニケーションを日々行っています。面白そうなトピックだったり、興味深いつぶやきとかは、今後の企画案としてストックしています。
なので記事を書くのも僕ら二人だけとは限らなくて、他のメンバーが書くこともあるかもしれません。
Zoe:僕は、自分が開発作業をしているうえで困ったことが起きた時に、どういうステップで、どういう風に解決できたかとか、そういうことを出していきたいですね。
―読者はエンジニアなので、エンジニアに役立つ情報を発信していきたいということですね。
Zoe:はい。エンジニアは開発業務を行ううえで、日々様々なことを調べながら作業をしています。それは他のエンジニアも同じなはず。なので、自分の出した情報が誰か他のエンジニアの目に留まって利用してもらえたらいいなと。
僕自身も開発していて分からないことがあった時に、誰かの記事に助けられたりするので、持ちつ持たれつじゃないですけど、困ってるエンジニアの問題解決に役立ったらいいなと思っているんです。
―実際記事を書くときに何か工夫していることとか、こだわっているポイントなどはありますか?
tamesuu:技術についての情報なので、当たり前ですけど間違ったことは絶対に書けません。そこは一次情報をちゃんと当たるようにしていて、なおかつ自分で手を動かして検証したものを記事として載せるようにしています。楽天の看板を背負いっている訳ですから、情報の正確性には一番気を付けていますね。
Zoe:僕も基本的にはtamesuuさんと同じで、手を動かして確認をすることと、情報元が正しいかどうかを確認します。さらに、記事を見た人がコピペしてすぐ使えたら便利だと思うので、実際のコマンドをそのまま載せたりしています。もちろんその分、細心の注意を払っています。
―なるほど、テクニカルな記事であれば、情報の精度は尚のこと大事ですよね。ちなみに、ラクマの記事の見どころってどのあたりになりますか?
tamesuu:実際にラクマの開発をしているエンジニアが書いているので、日々実務をする中で大事にしている考え方だったり文化だったり、そういうものが伝わるといいなと思っています。現場の空気感とか、仕事に対する姿勢とか、ラクマの中の雰囲気を読み手の人に感じてもらえるんじゃないかな。
Zoe:そうですね。記事の内容にもよるけど、tamesuuさんが言った通り、読んでいると現場の様子って何となく分かる気がします。記事を通してラクマのカルチャーが垣間見えると思うので、そのあたりは見どころかなと思いますね。
記事を書くことはエンジニアにとって良いことしかない!
―普段は開発作業でお忙しいはずですが・・・ぶっちゃけ記事を書くのは大変じゃないですか(笑)
Zoe:いやぁ、記事を書くより企画を決める方が大変ですね。何をどういう風に書いていこうか考えるのが難しかったりします。内容が決まっちゃえば、あとは意外にスムーズですね。
tamesuu:実は僕は個人でもブログをやっていまして。これは趣味でやってるだけの、自分の開発メモみたいなものなんですけど、書き手のメリットでいうと、手を動かして検証してから記事にしているので、やったことが自分の頭の中に残るんですよ。ちゃんと自分の身になり、スキルにつながっていくので、記事として発信するのはエンジニアにとってすごくいいことだと思っています。
Zoe:そういう発信が外からの評価にもつながって、自分の市場価値もアップするので、エンジニアにとって技術やノウハウを発信していくことはプラスでしかないですね。
―では、最後にR-Hack読者に一言コメントをいただいてもよろしいでしょうか?
Zoe:楽天は大きい会社なので、ラクマの開発って聞いても実際何をやっているかよく分からないじゃないですか。なので連載を通して、書いているエンジニアの人柄だったり、ラクマの雰囲気や現場感をぜひ感じ取ってください!
tamesuu:さきほどZoeさんが話していたこととかぶりますが、自分たちが発信した記事でエンジニアの困りごとが解決したり、助かったという人が増えたら嬉しいので、皆さんぜひ読んでください。
あと、ラクマは良い部署です!ちゃんと準備したうえでの失敗は許容してくれる環境なので、新しいことにチャレンジしやすい文化があります。大事なことなのでもう一度言います、ラクマは良い部署です!!
―エンジニアにとって記事を書くことの目的や価値を改めて理解することができました!今回は、貴重なお話ありがとうございました!
tamesuuさん、Zoeさんの担当サービス
楽天ラクマ:オールジャンルの商品を扱う個人間で売買ができるフリマアプリ。販売手数料が安く、オークションよりも簡単!フリーマーケットのように自由に販売でき、通販ショッピング感覚でお買い物を楽しむことができます。