Pick up※この記事は在宅勤務前に取材を行いました。
こんにちは。R-Hack編集室です。
みなさん、プロダクトマネージャーという仕事を知っていますか?
略して、PDMと呼ばれる仕事なのですが、一言で表すとプロダクトの成功請負人です。
今回は、そんなPDMのマネージャーをしているTakuさんにお話を聞きました。
R-Hack - 今日はPDMの仕事についていろいろお聞きしたいとおもいます。よろしくお願いいたします。
Taku- よろしくお願いいたします。
GORAのプロダクト構築やりたくて新卒で楽天に入社!
R-Hack -まずは、Takuさんの経歴を教えて頂けますか?
Taku- 2007年に新卒で楽天に入社をしました。入社からずっと楽天GORAのサービスを担当しています。入社した当時はエンジニアとして入社をしましたがその後にPDMにジョブ変更を行い、一人予約、サインレスチェックイン、インバウンド、アウトバウンドなどの新機能の開発など複数のプロジェクトを担当してきました。3年前にGORA PDMグループのマネージャーとなり現在11名のPDMのメンバーと一緒にプロダクト構築を行っております。
R-Hack-入社された当時はPDMではなくエンジニアだったのですね。ジョブ変更を行ったきっかけは何だったのでしょうか。
Taku- 楽天入社前からゴルファーとして楽天GORAのサービスを使っておりゴルフ業界を変えていきたい気持ちをもって入社をしました。
その当時は新卒でPDMのポジション募集がなかったため、一旦エンジニアとして就職してその後PDMにジョブ変更を行いました。
一番初めはエンジニアとして入りましたが、よりプロダクトの立ち上げや、ゴルファーと近いポジションでプロダクト構築をしたいという思いが強くなり、PDMの仕事を選びました。
私が入社した時に既にゴルフ業界全体のマーケットが縮小していましたが、その中でも楽天GORAは成長を続けていました
楽天GORAのPDMはゴルファー、ゴルフ場 の抱えている課題をどのようにキャッチアップし、プロダクト構築を行い、サービスの成長を牽引しているのか 、ゴルファーとして知りたい、体験したいという気持ちになったのも事実です
R-Hack -エンジニアとPDMのスキルは全く違うのでしょうか。
Taku-全く違いますね、業界の調査などが必要なため、マーケティング要素が多く、これらに対応できることが求められます。また。とことん考えることができる力も必要です。理想を常に持ち続けれる人が向いていると思います。
PDMのやりがいとは?
R-Hack -PDMをやってきて感じるやりがいはなんですか
Taku-世の中にメンバーと一緒に作ったプロダクトがリリースされ、ゴルファーの方の体験をかえて反響があった時は一番やりがいを感じます。
また楽天GORA は日本のほとんどのゴルフ場が加盟しており、日本NO1の予約サイトでたくさんのゴルファーを抱えているため、いい面も悪い面も反応が早くダイレクトにゴルファーの声を聞けるチャンスがたくさんあります。
たくさんのゴルファーにアプローチできる環境が既にあるという事は、PDMとして非常に貴重だと思っています。
また自分の友人や家族などもゴルフをやる人が多いのですが、その人達からも多くのフィードバックを頂けるので、自分の仕事のモチベーションにもつながっています。
新規サービスを作り続ける
R-Hack - PDMもサービスによって仕事内容が少しずつ違うと思いますが、楽天GORAのPDMはどういった仕事をしているのでしょうか。
Taku-楽天GORAのPDMとして、ユーザーに新しい体験を提供するため、またユーザーが現在抱えている様々な問題を解決するため、プロダクト構築と実行(プロジェクトマネジメント)を担ってもらいます。
「そもそもこのプロダクトがどうあるべきか」「ユーザーが本当に求めているものは何か」というコンセプト作り、またエンジニア、QAと連携を行い
、実際の開発からリリースまで本プロダクトに関わるすべての工程が業務範囲となります。
楽天GORA のプロダクト構築の特徴としては既存のプロダクトの改善も多いですが
新規プロダクト立ち上げにかかわる機会が非常に多いと思っています。
今までの楽天GORA は予約サイトメインになり、更なるサービス拡張のために予約以外のゴルフプロダクトを作っていく段階です。
最近では、メンバーシップモデルを立ち上げ、ロイヤルカスタマーを作り、囲い込みを行い、年間プレー回数を向上させたりしています。
ゴルファーの最終目的はラウンドすることなので、予約サービスからゴルフサービス全体をカバーするプロダクトをつくっていく事も楽天GORAのPDMの仕事になります。
情熱を持って人と接する
R-Hack - PDMの仕事で必要なことはなんでしょうか。
Taku- プロダクトを前に進めるためになんでもやる!ですかね。
PDMにとても重要な力は、人を動かす力と情熱、論理です。
プロダクトの関係者が多いので、多くの人の意見を聞いて、1つの解決策を自分で決めてプロダクトを前に進めないといけないので、 ロジカルシンキングがとても大切です。また、決断をできる引き出しの数の多さも重要ですね。
R-Hack PDMの引き出しの数を増やすためには何をすれば良いですか?
Taku- まずは、人の顔を覚えることですね。多くの人と会うことが多いので。
顔を覚えることはとても重要です。そして、相手のことを考えることですね。
PDMの仕事はとても信頼関係がとても大切です。そのため、よく仕事を一緒にやる人とみんなで焼肉に行って親交を深めたりしています。
R-Hack-今後どんな人と一緒に働きたいと思っていますか?
Taku- 今後どのようなプロダクトを作っていきたいか明確なビジョンや思いがある方やサービスを通じてユーザーや世の中に新しい価値・体験を提供したいと考えている方です。
R-Hack- PDMに興味があっても、開発の基礎知識、経験 がなく、その辺りを気にする方もいらっしゃると思いますがどうでしょうか。
Taku- PDMに開発の基礎知識、経験 は必要ないです。PDMの7割はエンジニアからの転換組ですが開発の基礎知識、経験 がないほうが視野広がることが多いからです。
エンジニアの経験があると、プロダクトを考えている時点エンジニア目線を持ってしまい、この作業は厳しいと諦めてしまうことがありブレーキがかかってしまうことがあるのですが、技術的な知識がなければその点がわからないので、逆に良いことでもあります。
R-Hack- GORAのPDMとしての夢はありますか?
Taku-世界ナンバーワンのゴルフサービスに成長させることです!
R-Hack-最後にR-Hack読者に一言お願いいたします。
Taku- PDM自体はあまり世の中に知られていないポジションだとおもいますので、PDM自体を広げる、深めることをしていきたいです。今回の記事を通して少しでもPDMに興味を持っていただけると嬉しいです。