皆さん、こんにちは。
楽天コマーステックでは、入社までにTOEIC800点を取得することが必要です。
そこで今回は、2022年4月に新卒で入社したShumaさんに、
入社までにどうやって英語学習を行ったか取材してきました。
楽天コマーステックに興味があるけれど、
英語力を不安に感じている方はぜひ最後まで読んでいって下さい!
また前回は2022年4月新卒のKooさんにも同様の取材をしたので、こちらも一緒にご覧ください。
――自己紹介をお願いします
新卒2年目のShumaです。「楽天トラベル」の新規開発に従事しているエンジニアです。
文系だったので、大学時代は文系の人文科学と理系の情報科学を融合した、人文情報学の研究を専攻していました。世界最大の御朱印のデータセットを作成し、それらをもとに、深層学習を用いて御朱印を生成する研究をし、トップカンファレンスで発表するなど、海外に日本の文化の魅力を伝えました。
――御朱印のデータ!? 面白いですね。ではきっと旅行も好きですよね
はい。趣味は旅行で毎年47都道府県に行き、特に史跡を中心にまわっています。今まで3000ヶ所を超える史跡を巡りました。今後は世界最大の史跡アーカイブを作成しようと思っています。
――なぜ楽天グループへ入社したのですか?
大学3年のころ楽天グループのインターンに参加し、「楽天トラベル」の新規開発事業に配属されました。旅行が大大大好きで、自分の技術的なスキルを生かして旅行業界をさらに盛り上げたいという思いと、新規開発をしたいという思いがマッチしていると感じました。
インターンでは、色々な従業員の方と話す機会があり、皆さんとても技術レベルが高く、優しい方が多かったので、一緒に働きたいと思いました。また、英語で仕事をするグローバルな環境が整っており、サービスは大きいのにチャレンジ精神を重視されていたのも、入社を希望した大きな理由です。
――現在の配属先や業務内容を教えてください
現在、「楽天トラベル」のアプリケーションを1から作り替えるプロジェクトに従事しています。検索欄の予測変換や多言語対応の新規開発、ホテルやプランの検索ロジックの刷新などを担当しました。
配属直後に新規開発がしたいと強く希望したところ、すぐに大きな開発を任せていただくことができ、今の仕事にとても満足しています。また、チームメイトが全員外国籍で、とても自由でフレキシブルな環境です。
――現在は毎日英語を使う環境なんですね。元々英語は得意だったんですか?
実は、英語が嫌いすぎて、高校受験も大学受験も英語の勉強を避けていました。ですから内定後に受けたTOEICの結果は悲惨で、なんと1年で500点上げなければならない状態だったんです。
特にlisteningは、2割程度しか得点できず壊滅的だったので、Listeningを300点、Readingを200点上げる計画を立てました。
――500点アップですか!?本当に英語が苦手だったんですね
――TOEIC800点取得に向けて、具体的にどんな風に英語学習を行いましたか?
TOEIC学習には主に、人事チームがオススメしていたabceedというアプリを使用しました。
Abceedでは、有名な参考書や単語帳の問題をスマホやタブレット上で解くことができます。
問題を解くたびに予想スコアや単語レベルが変動するので、間違えると予想スコアを取り戻すために、さらに問題を解くんです。ゲーム感覚で取り組むことができました。
人事チームでは、abceed以外にも様々な英語学習のサポートプログラムを用意してくれていました。
例えば、英語学習専門の森田鉄也(もりてつ)さんという方のレッスンをオンライン上で学習した時には、TOEIC独特の問題の解き方や楽しく効率よく英語を学ぶ方法を学べたのが良かったです。
――人事チームからの学習サポートを活用したんですね。
――学習方法について、Shumaさん自身でも工夫した点はありましたか?
暗記だけは得意だったので、はじめにTOEICに出てくる可能性がある単語を全て覚えました。TOEIC必須単語レベルの「銀のフレーズ」、TOEICに出てくる単語をほとんどカバーしている「金のフレーズ」、TOEIC満点レベルの「黒のフレーズ」の3冊を全て暗記しました。
――3冊全て暗記はすごい!
Listeningについても、中学生レベルの3行程度の問題から何度も何度も繰り返し解くことで、基礎を定着させました。
英語学習の7割くらいはlisteningの学習に充てたため、数単語聞き取れれば文章の内容が大抵わかるくらい成長し、最終的には9割以上の点数を取ることができました。
――とても苦手だったとは思えない高得点ですね。英語学習で苦労したことを教えてください
いわゆる英語アレルギーなので、英語の長文を見るだけで体調が悪くなるほどreadingが苦手でした。
しかし、英語学習と並行して、大学での研究でも数百本の英字論文を読んだので、readingのスキルも自然と向上したと思います。abceedのアプリでは、長文をいくつも連続で解くのではなく、短文を少しずつ休憩しながら解き、モチベーションを維持するように取り組みました。そして最終的には倍以上の点数を取ることができたんです。
――TOEIC800点を取得できた時の感想は?
オンライン受験だったので、試験終了後すぐに点数が表示されます。試験である程度手応えはありましたが、さすがに800点以上取れるとは思っていなかったのでとても驚きました。
研究が終わってからの数ヶ月間、毎日英語学習に拘束され、常に英語のことを考えていたので、ようやく一安心できました。そして、次の日には引越しの準備を始めました(笑)。
――本当にお疲れさまでした。TOEIC800点を取得して英語の捉え方は変わりましたか?
はい。今までは英語がすごく苦手だと思い込んでいましたが、TOEIC800点取得してから自分の英語力に自信がつき、積極的に英語で話してみたくなりました。自信がなければ英語を使いたいとも思いませんし、向上することもないので、とても良いきっかけになりました。
――社内や業務で変化があれば教えてください
チームメイトは全員、そしてグループ単位でも8割以上が外国籍なので、業務はほぼ全て英語で行う必要があります。配属当初は英語による業務のミスがありとても苦労しましたが、徐々に慣れることができました。
基本はチャットでの会話が多いのですが、個人的にインドや東南アジア出身のグループメイトの英語を聞き取る際には未だに少し苦戦します。
――英語に関連した次なる目標をお聞かせください
TOEICでの学習や日々の業務での英会話を活かし、海外で勤務したいです!
――最後に、楽天グループに興味を持っている人に向けて、メッセージをお願いします
楽天グループは挑戦的な会社で、チームはとてもグローバルでラフな雰囲気です。自分の技術力で世界に影響を与えたいという思いがある人には、とてもやりがいを感じられる環境だと思います。
是非一緒に働きましょう!
――ありがとうございました