【2022 4Q MIP】ユーザーのニーズを技術に反映、サービスの成長に貢献

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Misha

2019年楽天グループに中途入社

部署名…ECマーケットプレイス開発部(ECMPD)

ポジション…アシスタントマネージャー

出身地…モスクワ

趣味…ランニング、ハイキング、娘との時間を楽しむ

皆さん、こんにちは。R-Hack編集室です。

MIP（Most Impressive Person）は、楽天グループコマース＆マーケティングカンパニーの開発部門における、社内表彰の一つです。四半期に一度、カンパニーの全社員の中から最も組織に貢献した人物に贈られます。

2022年4Qの受賞者は、楽天市場のモバイルアプリのプロダクトマネジメントチームで、チームリーダーを務めるMishaさんです。ユーザーのニーズや行動をリサーチして、それを反映させることで検索タブの強化を図り、大幅な収益アップにつなげました。

学生時代から日本の文化に強い関心を抱き、卒業後は来日して働き、2019年に楽天グループに入社して活躍するMishaさんにコメントをいただきました。

ーーMishaさんの出身地であるモスクワについて教えていただけますか？

モスクワは日本の首都である東京とよく似ています。両者とも人口が1千万人を超える巨大都市です。モスクワの通りは、とても活気があります。交通機関も東京のように発展しており、賑やかです。

私は日本語を学び、日本の文化に強い関心を持っていたので、大学卒業と同時に数ヶ月の短期滞在のつもりで日本を訪れました。しかし、すっかりこの国の魅力にとりつかれてしまい、そのまま滞在を延長させて、最終的には故郷から遥か遠いこの島国で最初の仕事を見つけました。

ーー日本を気に入り、そのまま就職されたんですね。モスクワ出身のMishaさんが楽天グループに入社した経緯を教えてください。

私はこれまで、プロダクトマネージャー、エンジニア、技術翻訳者など、複数の企業で、様々な職務を経験しています。

楽天グループに入社する前は、車買取サービスの会社にいました。そこで、私はユーザーが最適な価格で車を販売できるように、プラットフォーム開発を行うチームに所属していました。実は、偶然にも私の楽天グループ入社の1カ月後に、この会社を楽天グループが買収しました。そのため、嬉しいことに、前職で行った開発の成果は、現在も「楽天Car」で活かされています。

ーーMIPを受賞した際の、Mishaさんの業務内容とチームについて教えてください。

私はECマーケットプレイス開発部（ECMPD）に所属していて、数人の専任メンバーで構成された、楽天市場のモバイルアプリのプロダクトマネジメントチームで、チームリーダーを務めています。アイテム画面と店舗のメイン画面を除く、モバイルアプリのほぼすべてを担当しています。

エンジニア、デザイナー、QAエンジニア、戦略的な意思決定を行うビジネス部門など、他のチームとも密接に連携しながら、機能面なだけでなく、使って楽しいと思われるアプリを作り上げるようにしています。チームのミッションは、ユーザーがアプリを通じて楽しく効率的なお買い物ができるようにサポートするということです。

ーーMIPを受賞したプロジェクト「Search Tab Improvement on Ichiba App」について教えてください。

私たちのミッションは、アプリを使うことでユーザーが探しているものを見つけるだけでなく、より好みに合った商品や新しい商品を見つけるようになることです。そこで、私たちはユーザーのニーズや行動をリサーチして、検索タブの強化を図りました。その結果、月間数十億円の収益につながりました。これは、ユーザーのニーズを理解して技術にそれを反映させることが、大きな成長と成功につながったと言えると思います。

ーー月間数十億円の収益とは驚きです！具体的にどのようにプロジェクトを推進したのか教えてください。

まずiOSでA/Bテストを行い、新機能と修正を慎重に評価しながら、パフォーマンスを測定しました。パフォーマンスに問題がないことを確認した後は、より多くのユーザーに届くように変更していきます。ユーザーの反応にネガティブなものがないかフィードバックを注意深く監視しましたが、幸いユーザーからの評判はとても良かったです。この成功に勇気づけられて、私たちは次のリリースでは、Android プラットフォームに改善を拡大することを決定しました。

ーーMIPを受賞してどのように感じましたか？

正直なところ、MIPチームから連絡があった時、私は驚きました。なぜならこのプロジェクトも、私にとっては日々取り組んできた数多くのプロジェクトの一つに過ぎなかったからです。しかし、このような特別なプロジェクトに参加できたことを誇りに思います。

また、私はユーザーのメリットを最大化するために、プロダクト・マネージャーとしてビジネス・チームとエンジニアリング・チームの両方と緊密に連携して橋渡し役を務めましたが、関わってくれたすべての人に心から感謝しています。MIP受賞は私だけのものではなく、チーム全員の献身的な働きによるものです。彼らがチームワークと創造的思考を発揮し、全力投球で打ち込んでくれたからこそ、成し遂げられたことだと思います。