楽天では公用語に英語を採用するなど「ダイバーシティ」への取り組みを長年続けてきました。現在、楽天グループ全体で働く方々の数は25000人（2021年3月時点）で、楽天本社がある日本以外の国籍を持った方の比率は高くなっています。楽天コマーステック・カンパニーだけでも約半数が外国籍を持った方で構成されています。
ダイバーシティを語る上で大切なポイントは「違いを知る」です。異なる価値観や文化、言葉を知ることで相互の理解が深まり、チームコミュニケーションやカルチャーづくりにも大きく役立つと考えています。そこでこのコーナーでは多種多様な場所から集まるチームのみなさんにインタビューし、彼らの視点や特徴的な文化の違いなどをお届けすることにしました。
初回のインタビューに答えてくれたのはレジャープロダクト部Leisure Booking Product課のTerenceさんです。彼は中国吉林省出身で、2011年１月に楽天へ入社しました。現在は本社にて勤務していて、楽天GORAでの新規機能開発と、LegacyシステムからMicroserviceベースのシステムに移行などを担当するエンジニアチームのマネージャーを担当されています。
楽天GORAで開発マネージャーを務めるTerence-san
プロフィール情報：ゲームが好きで、日本に興味を持ち、海外生活もしてみたかったので大学卒業後すぐ楽天に就職しました。ラーメンが大好きで最近はロードバイクにドハマリしてる３３歳です
Terence-sanはどうして日本を仕事場に選んだんですか？
Terence -san：異なる国での生活を体験したいとも思っていました。当時、楽天は海外でそこまで知られていませんでしたから、楽天で仕事をしたい！というよりは、あくまで海外で就職して生活してみたいという方が強かったと思います。ただ、楽天の採用インタビューを受けてみると、積極的に海外業務を展開していくという説明でしたし、実際に外国人社員の数もどんどん増やしているところだったので魅力を感じました。
異国の地で働く不安みたいなのはありましたか
Terence -san：あんまり複雑に考えなかったですね、ある程度言葉も勉強したしなんとかなるだろうと。ほぼゼロからスタートなので逆にこれから全部プラスだというポジティブな感覚で挑みました。
Terence -sanの趣味はロードバイク。休日は気の赴くまま運動かねて奥多摩湖や都民の森、荒川 などに訪れているそうです。
日本にやってきて「これは違うな〜」と思った点を教えてください。
Terence -san：はは、そうですな。食べ物関係は変だなと思うことがいくつかありましたね。
例えば私たち、肉ってこう、しっかりした方が美味しいと感じるんですが日本の方って柔らかい方を好みますよね。
あと、一回の食事や無料サービスのために何時間も並んで待てるとか。あの行列はちょっと信じられなかったです（笑。
あと人の話でいうと、ニコニコ接客してた人が実は普段だとあまり笑わないとか、仕事とプライベートで全く違う人が結構多い印象があります。保守的っていうのでしょうか。激しく改革的な行動をする人は少ないかもしれませんね。
現在楽天GORAの開発マネージャーをされていますが多様な文化背景を持ったメンバーをまとめるためにはどのような工夫をしていますか？
Terence -san：常にチーム全員が理解をできる英語で会話をするようにしています。またメンバーに共有しなくてはならないことを怠らないように気をつけたりしています。仕事するメンバーのペアも定期的に変更することで互いの理解を深めるようにしてグループメンバーが仕事をしやすいように常に工夫と改善をしています。
また各々の個性も大事だと思っているので１on 1などで冗談交じりで国の文化に触れて会話を盛り上げたりしています。
最近メンバーと話していて面白かった話題はベトナムはなぜ原付きばっかりなのかについてです。
国際色豊かなメンバーに囲まれているので一つの国で生活していたら普段の生活ではでてこないような会話も楽しみにつつコミュニケーションをとっています。
楽天コマーステックで働いてみた経験から、後に続く人にメッセージあればいただきたいのです。
Terence -san：自分がここで何をやりたいか、それをちゃんと考えることかなと思います。また、特に海外からやってきた人であれば勝手もなかなか分からないと思うので、それを迷わず上司に伝えて相談してください。必ず上司はサポートしてくれるはずです。もし、やりたいことがなかなか見つからない場合は、任された仕事に専念するのも一つの手です。楽天は私が入社した時から比べても多数の多種多様な国・文化の人たちが集まっています。世界から集まったメンバーからサポートしてもらうと、視野も広がり、やがてあなたもきっとメンバーから頼られる立場になって仕事が楽しくなるはずです。
その過程できっと自分のやりたいことも見つけられるのではないでしょうか。
ありがとうございました！
編集後記
今回は初めての外国籍社員のインタビューをさせて頂きました！
コマーステックでは外国籍の社員も多く多様な文化の中で働いています。
ぜひ同じシリーズでメンバーを紹介したいと思いますのでぜひまたご覧ください。
次回もお楽しみに！
Rakuten GORAでは現在積極的に採用を行っています。
