Rainbowマークは多様性のシンボル 全社員が働きやすい職場環境を目指して

皆さん、こんにちは。

R-Hackでは楽天におけるダイバーシティの考え方や取り組みなどについてお伝えしていますが、今回はLGBT社員へのサポート体制や社内の制度についてご紹介します。

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LGBTという言葉も一般化し、多くの人が日常的に使うようになりましたが、改めて説明すると、LGBTとは性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)の総称の一つです。

昨今は生まれながらの性別にとらわれない在り方が見直され、世界中で同性間の結婚や、結婚と同様の権利を認める動きが活発化しています。

もちろん職場においても、LGBT社員への考え方やサポートのあり方を見直し、偏見や差別のない環境が目指されています。

*LGBT: レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの英語の頭文字を並べた言葉です。ここでは、LGBTに限らず、多様な性のあり方を尊重する意味で使用しています。

 

社内規定の改定や、ハード面での環境整備も

「ダイバーシティ」を企業戦略の一つとして掲げている楽天では、多様な人材や個性を尊重し、全ての社員が安心して生き生きと働ける環境をつくるために、様々なサポート体制を整えています。

その一つが、社内規定上の配偶者の定義を改定していること。日本の法律で認められる婚姻証明に基づいて定義された配偶者に同性パートナーも含み、異性のパートナーだけでなく同性のパートナーも福利厚生を受けられるように対象範囲を拡充しています。

2016年6月には社内有志による楽天LGBT+ネットワークが発足。LGBTへの理解を深めるために全社員が参加可能なオープンセミナーを開催したり、社内でオンライン・オフラインの相談窓口を設置するなどの活動を行っています。

悩みや不安を一人で抱え込まず、様々なかたちで共有できる場があるというのは心強いですよね。

そのほかにも、性別に関わりなくすべての社員が使用可能な多目的トイレを全フロアに導入するなど、日々のオフィス生活においても不便なく過ごせるように配慮されています。

 

5つのサービスでLGBT関連の取り組みを実施

社員向けのサポートだけではありません。実は楽天グループでは「楽天銀行」、「Viber」、「楽天カード」、「楽天生命」、「楽天Edy」の5つのサービスにおいて、LGBTのお客様に向けた取り組みを実施しているんです!

 

■楽天銀行

同性パートナー向け住宅ローンを提供。(対象:株式会社リクルート住まいカンパニーが運営する「スーモカウンター新築マンション」を通して、新築マンションの購入を予定されるお客様)

www.rakuten-bank.co.jp

■Viber

無料通話・メッセージアプリ「Viber(バイバー)」オリジナルキャラクターに、世界中で使われている、 LGBTなどの性的マイノリティの権利擁護を支援する意思を示すレインボーをあしらったデザインのステッカーを無料配布。

viber.co.jp

■楽天カード

生計を同一にするご家族様へ発行するクレジットカード「家族カード」において、これまで「18歳以上(高校生除く)で生計を同一にする配偶者・両親・子供」を対象としていた条件を、同性パートナーも対象とする。

www.rakuten-card.co.jp

■楽天生命

同性パートナーを死亡保険金受取人として指定が可能。

※一定の書類提出が必要となります。

www.rakuten-life.co.jp

■楽天Edy

楽天Edyと楽天ポイントカードを一体化させた「Edy-楽天ポイントカード」の新色として、LGBTなど性的マイノリティの支援を表すレインボー柄で楽天Edyオフィシャルショップにて限定販売。

edy.rakuten.co.jp

 

 

社内外問わず、幅広く活動!

楽天LGBT+ネットワークが主体となって様々なイベントにも参加しています。

2019年4月にはLGBTの方たちのパレードイベントとして世界各地で開催されている「東京レインボープライド2019」に参加。

楽天グループ主体の社員コミュニケーション促進を目的とした活動を行う「Rakuten Smile Project」と共同し、2年連続での参加となりました!

※イベントの詳細についてはこちらをご覧ください

rakuten.today

 

社内でも随時イベントが開かれており、最近では2019年12月初旬に楽天クリムゾンハウスの9階カフェテリアで「LGBT Rainbow Café」を開催。LGBT社員をはじめ誰でも自由に参加でき、オープンな場で和気あいあいと交流する姿が見られました。

 

また、同じく12月には映画の上映会も開催!セクシャル・マイノリティを題材とした映画を鑑賞し、ディスカッションタイムでは様々に意見交換が行われました。

事前の登録を行えば社外の人も参加可能ということで、社内に限らず幅広く参加者が集まり、イベントは大盛況となりました。

こういった社内外でのイベントや取り組みが評価され、LGBT等の当事者が働きやすい職場づくりを示す指標である「Work with Pride」(http://workwithpride.jp/pride-i/)において最高位である「ゴールド」を、楽天は4年連続で受賞!

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社員の個性を生かし、一人ひとりの力を最大限に発揮できるような職場環境を目指す、といっても、一朝一夕で出来るものではありません。

有志に限らず、社員全員が同じ気持ちで継続的な取り組みを行っていくことが大切なんですね。

楽天LGBT+ネットワークの活動については、これからもR-Hackでご紹介していきますので、引き続きチェックしてくださいね!