みなさん、こんにちは。R-Hack編集室です。
楽天グループではさまざまな人々が働いています。この「カルチャーのなかみ」のコーナーでは特に楽天のコマースカンパニーで働く人たちの声を通じて、多様性のある環境をお伝えします。
今回登場いただくのはコマーステクノロジー統括部のECロジスティックス開発部オーダーマネジメント課、オーダーマネジメントシステムグループDevOpsリード・エンジニア、Damien Joldersmaさんです。
ECロジスティックス開発部 (ECLD)は、楽天グループにおける物流関連サービスを提供しています。主なミッションは、物流サービスイノベーションを通じて、楽天市場出店者様とお客様が共にエンパワーメントし合えるOneDeliveryという理念を実現することです。(文中の敬称は略させていただきました)
ーーまずDamienさんのことから聞かせてください。どちらのご出身なんですか?
Joldersma:アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス生まれですが、すぐにワシントン州シアトルの近くに引っ越し、山から海まで、たくさんある国立公園や州立公園に囲まれて育ちました。ご存じの通り、シアトルはコーヒーがとても有名で、私ももちろんおいしいコーヒーが大好きです。
趣味はキャンプや音楽制作、そして料理です。パンを焼いたり、スープを作ったりするのが大好きです。
ーー楽しそう!では現在のお仕事について。今、楽天ではどのような業務に携わっていらっしゃるんですか?
Joldersma:現在は、主に物流系サービスのクラウド移行プロジェクトを担当しています。以前の職場では、CI/CDパイプラインの設計・開発に携わっていたため、現在携わっている、既存サービスのCaaS、kubernetesを利用したクラウド環境への移行プロジェクトや、すでにクラウド環境で運用されているサービスのメンテナンス業務などで過去の業務知識が役立っています。
私のデスクからは英語、日本語はもちろん、フランス語やドイツ語など、さまざまな言語で話す人たちの声が聞こえてきていますよ。
ーー仕事を始めてみていかがですか
Joldersma:グループで仕事を始めてみると、複数の重要なことに、同時に取り組んでいることに気がつきました。現在の製品をサポートして開発すると同時に、将来の製品を準備して生産しなければならない。このように、ライフサイクルの成熟した段階でのお手伝いは、私にとって大きなチャレンジです。つまり、コンセプトの証明ではなく、次のレベルに成長する必要のあるリアルなビジネスなのです。
ーーいきなりマルチタスクなんですね。さて、以前のお仕事についても聞かせてください。Joldersmaさんは長いエンジニアのキャリアをお持ちですよね
Joldersma:はい、1999年にウェスタン・ワシントン大学を卒業しました。ちょうどドットコム・ブームが始まった頃で多くのスタートアップ企業に参加し、自分でもいくつかの企業の立ち上げに参加しました。当時はソフトウェア開発に携わる者にとって、とてもエキサイティングな時代でしたね。ソフトウェア開発者からソフトウェアエンジニアになり、第2次ドットコムブームが始まってクラウドコンピューティングが普及し始めると、幸運にも初期のDevOpsエンジニアになり、それ以来このような仕事をしています。
ーースタートアップの経験があるんですね。仕事はいかがでしたか?
Joldersma:そうですね。スタートアップの文化は刺激的で動きが速く、起業家的なエネルギーと創造性にあふれていました。製品開発のペースは非常に速く、エクストリーム・プログラミングやアジャイル・プログラミングが開発され、継続的インテグレーションやその後の継続的デプロイメントにつながっていく中で、さまざまな新しい問題を解決していくのが楽しかったです。
迅速な製品開発サイクルの中で、ビジネスの専門家たちは市場の要求や資金調達の必要性や機会に応じて急速に変化していきます。そこでは優れたリーダーシップとビジョンがいかに重要であるかを痛感しました。私たちが情熱を持って開発したほとんどの製品は、残念ながらこのハイリスク・ハイリターンのビジネスモデルでは経済的に成功しませんでした。
ーーでは、そこから楽天へ参加されるわけですが、どのような理由からだったんですか?
Joldersma:私が楽天に参加することを決めた理由は2つあります。妻が日本人で、息子に日本で成長してほしい、自分の伝統をより深く知ってもらいたいと思ったことと、もちろん息子に日本語を教えたいと思ったことです。
2つ目の理由は、楽天が提供する安定性と確実性にありました。YouTubeの採用動画を見て、このような一体感のある会社に入りたいと思いました。これまでの経験では、競争心の強い人が多く、チームとしての一体感を感じられないことが多かったので、ワン・チームはとても魅力的だったんです。
ーーさまざまな国や環境の方々が参加するワン・チーム、どのような印象でしたか?
Joldersma:チームに対する第一印象は、親しみやすさでした。 製品や必要とされるものについて学ぶ際、とても手厚くサポートしてくれました。上司は、私がこの国で成功できるという自信を与えてくれましたし、私が実際に海外から移住した理由でもあります。
ーーその一方、大変だったことも多かったと思います。課題に感じたことは
Joldersma:充実した研修や入社プロセスを経て、会社の大きさや様々な方向性に取り組んでいることを実感しています。その活動にうまくついていくことができればと思っています。
ーー今後楽天の中で取り組んでいきたいことはありますか?
Joldersma:楽天に入社して期待することは安定した仕事ができること、リーダーシップがあり、自分の努力を無駄にしないという安心感が持てることです。また、私の夢とビジョンは、グループ内のさまざまなチームを統合することです。メンバー全員が成功できるように、コマーステックの3F (Fast、Friendly、Flexible) を提供したいと思っています。
また、生産性の高いセルフサービスツールを提供し、チームメンバーの障害をできる限り早く解消したいと考えています。さらに必要に応じて手作業を自動化するお手伝いもしたいと思っています。
ーー最後に楽天でお仕事をしたいと考えている多様な方々にメッセージをお願いします
私が楽天に入社するきっかけを作ってくれたのが、このリクルートビデオでした。みなさんの元気な姿や笑顔、快適な職場環境を見て、「ここで働いてみたい!アカデミックな環境で学び、成長ができる!」と感じました。
これからの人たちにも同じようなサポートができれば嬉しいですね。
ーーありがとうございました!