【2023 3Q MIP】「Rakuten Pasha」独自のクーポン機能をグループ共通のクーポン機能に統合

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Akira

2006年4月楽天グループに転籍

部署名…メディア&データソリューション開発部(MDSD)

職種…バックエンドエンジニア

出身地…神奈川県

趣味…なし

皆さん、こんにちは。R-Hack編集部です。

MIP（Most Impressive Person）は、楽天グループコマース＆マーケティングカンパニーの開発部門における、社内表彰の一つです。四半期に一度、カンパニーの全社員の中から最も組織に貢献した人物に贈られます。

今回は「Led Offline Coupon Integration Project (Prjojet Peach) Ph3.0」で2023年度四半期のMIPを受賞したAkiraさんにインタビューしました。

もくじ
✔楽天グループに転籍後、様々なサービスの開発を経験
✔楽天グループ全体に関わるプロジェクトに参画

楽天グループに転籍後、様々なサービスの開発を経験

ーー自己紹介をお願いします。

こんにちは、メディア&データソリューション開発部(MDSD)でバックエンドエンジニアを務めているAkiraです。

私は当時在籍していた会社が楽天グループに買収されたことに伴い、2006年4月に楽天グループに転籍しました。私がプログラミングを始めたのは社会人になってからですが、「楽天インサイト」(旧楽天リサーチ）、「前略プロフィール」、「楽天キレイドナビ」、「楽天ブログ」などの開発を担当しました。2019年からは「Rakuten Pasha」の開発に携わっています。

以前はエンジニアリーダーとしてエンジニアのまとめ役をしていたこともありましたが、「Rakuten Pasha」ではエンジニアとしてサーバーサイドのシステムの設計や開発、運用保守業務を担当しています。

ーー現在の部署での業務内容、また部署のメンバーについて教えてください。

「Rakuten Pasha」では、ユーザ様向けのウェブサイト(pasha.rakuten.co.jp )の開発や、社内やクライアント様案件のサポートに利用される「Rakuten Pasha」の社内ツールの開発に携わっています。チームのメンバーは日本人だけではなく、様々な国籍の人がいます。多様性のあるグローバルなチームです。

楽天グループ全体に関わるプロジェクトに参画

ーーMIPの受賞理由となったLed Offline Coupon Integration Project (Prjojet Peach) Ph3.0の概要を教えてください。

今後サービスを拡大していくために、これまで「Rakuten Pasha」独自で運用していたクーポンの機能を、グループ共通のクーポン機能に統合していくプロジェクトです。数年前から段階的に実施していましたが、今回はその第3フェーズにあたります。これまでのフェーズでは「Rakuten Pasha」のクーポンと共通のクーポンをサービス内で紐つけておくのみでしたが、第3フェーズでは、「Rakuten Pasha」内で使用しているクーポンを楽天グループ共通のクーポンに置き換えました。

ーー今回のプロジェクトで課題となったことを教えてください。

クーポンの機能は「Rakuten Pasha」が提供する機能のうちで最も古くからある中心的なものなので、プログラム面でも、データの面でもその他の機能と複雑に連携しています。そのため、クーポン機能をグループ共通のクーポンに置き換えるにあたり、クーポン以外の機能に影響が出ないようにすることが課題でした。

プロデューサーやエンジニアが一体になって、「Rakuten Pasha」内部の機能が動作するように調整するとともに、クーポンの担当部署に追加の要望を出すなどの調整を行いました。私は「Rakuten Pasha」内の影響度の調査や、「Rakuten Pasha」のシステム内部の設計、他のメンバーのプログラム修正内容の確認などを行いました。

サービス連携のプロジェクトは過去にも経験はありましたが、すでに完成しているサービスの機能を利用するようなケースがほとんどでした。今回のように連携先も同時に開発しているケースはあまり経験がありません。そのため、「Rakuten Pasha」側の設計も何度も変更が行われ、その都度プログラム修正やデータ設計の修正を行いました。